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全日本団体対抗テクノクラスウインドサーフィン選手権2022

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全日本団体対抗テクノクラスウインドサーフィン選手権2022

開催ゲレンデ:大阪北港マリーナ
開催期間:2022年10月29日〜30日

協力:大阪北港マリーナ 有限会社アクアティック

協賛:MagicMarine Japan    

【明治大学OB・三浦圭】

 1レース目 左奥に風が見えたので、下からスタートしました。しかしブローに入ってもへダーせずむしろリフトしていきました。本部側からスタートした人達を見てみると、がぐんぐん上って行ってました。左で展開することを諦めてタックしました。この時のポートはみんなに前を切られながら進んでて、角度は本部船に向いてて最悪でした。ズボってる時は人の影響をうけないところを探して走らなければまくることは難しいと思います。なのでそのスペースを探して、そのまま右奥の橋の下ぐらいまで伸ばしてタックしてアプローチでした。下りは左海面から来るブローを使い、オーバーセールしないように気をつけて走り2上も右奥に突っ込みアプローチしました。 トップ選手ほど上りや下りで滑走させてる時間が長い印象でした。しっかり風を見て繋げられてることや、トップスピードを長く維持することが出来てれば楽にレースができたと思います。また、川の流れが強いこともあり、流れのセオリーを通り走ればズボることはなかったはずです。

 

 2レース目は1レース目の反省を活かして本部側からスタートしようとしたのですが、やはり左奥の風が気になってしまい、左奥に行きました。風はしっかりあったのですが左奥でタックする頃には本部側からスタートしたゆうごくんや、ようじろうは上マークを回ってました。やっぱり右海面で展開するのが正解でした。

 

 3レース目は風が左にふれ北に近くなって風速も上がってました。あと、海面の色も茶色になってました。左にふれてたのでやっと左の風が入って来るようになりました。このレースは左海面で展開していきました。左のブローでポートがちゃんと上る印象でした。

 今回のレースのキーポイントは川の流れだったと思います。ポートだと、ボードの下側から流れをうける時、上側から受ける時とありどのタイミングで使うかが重要だったと思います。上マーク回航は余裕を持って回る、また下りではスターボ伸ばしすぎてしまうと流れに逆らうようにポートを走らないといけなくなり、オーバーセールもしやすくなってました。

 北港みたいに流れが強いところは珍しいですが海でやる時も少なからず潮、流れがあるので、意識してレースをしてみてください。

【神奈川大学・井上隆】

 2022北港のR4.R5.R6のレースレポートを担当します。 神奈川大学 8-5 井上隆です。

 初日最終レースは、ブロー差が激しいものの周期で海面全体的に風が入りました。 2日目は朝から風がなくて陸での待機が長く、D旗掲揚は11時半近くだったと思います。前日消化した4レースの内容と、去年の北港の記憶も少し含めて、当日の傾向を考えながらレースをしていました。

 R4(北西-北北東7~10m/s):4位 下有利目だったので、自分は真ん中ややアウター側からのスタートを選択しました。1上マークへの到達は上側から出た艇の方が早かったので、マークが近い本部船側からのスタートの方が良かったみたいです。1上回航はシングル後半くらいでした。回航してからスタボで下りましたが、その乗っているブローが一旦引いていってるように見え、逆海面から入り始めていたので1人ジャイブを返して反対海面に渡るポートを使いました。結果これが良くて3人ほど捲っています。1下を回航してからは再び左海面に風が入っていたので即タックしました。あとは対艇の駆け引きが多かったです。僕の20mくらい前を走っていた圭さんがレイラインぎりのブローをいち早く取り、川なのか潮なのかの力を上手く使っていて速かったです。僕は合わせてインで返しましが、ブローが完璧には噛みきらずに艇速で負けました。その後2タック挟んで上マーク回航は4番で、大悟さんとほぼ同時に回航しました。下りの駆け引きがあり、内側から先にジャイブを返されて、このままフィニッシュしました。終わってみれば、欲を出してインで返さず、とりあえず上りで反対海面にいった前2人に勝っておくのが最善だったのかもなと反省しました。

 5R(北西-北3~7m/s):2位 出艇してから運営船がマークを打っている時は、ブローが10分程の周期で左右から降りてきていて風軸も不安定でした。時間が経つにつれ5分周期くらいになった所で風軸は北西寄りに定まりつつあり、マークも確定されレースが行われることになったと思います。スタートラインはかなり下有利で、真ん中辺りのラインが高くゼネリコが3回ほど繰り返されました。ゼネリコが繰り返される毎に自分も含めポートスタートしようとする艇が増えましが、成立したスタートの時はなんとなくスタボスタートの方がいい気がしてそうしました。アウターマーク付近で事故ってる艇が多く、それを回避する形でポートに返し、スペースとブローを選んでその後またすぐスタボを使いました。1上への到達はポートスタートしてガッツリ上らせてる3艇ほどの方が早かったです。下りで1艇ほど捲り、2上は回航後そのままポートでリーパンとマスパンを漕ぎ角度を取って、記憶が正しければワンタックで着いています。でも、上マークの紐に引っかかって吹っ飛びました。せっかく上げた順位が元に戻るどころか落ちたので、「まじかよ。笑」って声にでちゃいました。でも一旦冷静になってセール上げながら背後を確認したらブローが来てたのはラッキーでした。そのブローに乗りトラッカーを3番に入れてアンダーを漕ぎ、2位まで順位を上げてフィニッシュできました。

 

 6R(北北西-北北東2~7m/s):2位 左海面有利な状況が続いていましたが、右海面の奥の橋の辺りが黒くなったり無くなったりしていました。なので、右海面を警戒しながらシークエンスに入り、ぎりぎりまでどっちに振ってもいいようにスタートラインの真ん中上寄りの辺りで待機しました。スタート2分前あたりで明らかにスタボが上りだしたので、すぐ本部船の方に向かいました。上10番目くらいからそこそこ上手くスタートが切れて、あとは振れに合わせて5回ほどタックをして上マークまでいきました。1下、2上までは捲り所を見つけられず3位でした。2上を回航した時に、再び右海面に少しブローが入っていて、左海面の奥が黒くなり始めていました。もし捲れるとしたらここしかないと思い、即ジャイしてポートで一旦右海面に寄せました。その後、降りてきた左海面のブローにジャイブで繋いで、最後のゴール手前でぎりぎりカッターを捲れて2位フィニッシュでした。

 

 以上でレースレポートを終わります。 やっぱりこの時期の北港は吹くんだなという印象でした。インカレ前の最後の大会で、刺激的なレースが経験できてよかったです。学んだことも多くありました。

 運営してくださった皆様、ありがとうございました!学生最後の北港も楽しむことができました。

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