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2023年度 JUBF National Team 選考会

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2023年度 JUBF National Team 選考会

開催ゲレンデ:静岡県浜松市西区舘山寺町舘山寺サンビーチ海岸沖
開催期間:2023年3月13日〜15日

参加人数(男子): 55

参加人数(女子): 28名

協力・協賛:Tahe Outdoors Japan

舘山寺温泉観光協会

浜名湖チャペル

民宿松一

ウィンドサーフィンプロショップNUTS

National Team 選考会のレースレポートを書かせて頂きます滋賀大学3回生19-72の片山好人と申します。

 まず初めに、大会を運営して下さったNTさんをはじめとする運営関係者の方々、Nutsの皆様ありがとうございました。

 1日目 1R西 4~6m 海面調査の段階でブローが左に安定して入っているものの、下まで降りてきてはいなかったため下から流してスタートするのではなく、高さを取りながら左奥か右に行くことが必要でした。自分はスタート潰れ、左に行ききれず一上は30くらいでしたが、2上は右の単発ブローに合わせて左に移動し、15人ほど捲り14位でフィニッシュ。上からでて高さとり続けられた拓己(46-11)、晴輝(12-11)が速かったです。

 2R西 6~8m 1レース目と同様に左が安定して入ってきており、ブローの下り方も上から入ってきたため上スタ。左奥にいち早く行けた晴輝が上ピンで自分は3位回航。下りの段階で右から真ん中までブローが降りてきており、2上もそれに気付き右からの安定したブローを使った艇が速かったです。特に一下回航後のファーストタックがポイントで、ブローサイズを見極めてマークまで続く大きなブローで返す事が大切でした。フィニッシュは2位でした。

 3~5R目 西北西6~10m 午後はオンショアの吹きにしては、左右からブローが交互に降りてくることで真ん中が抜け、かなりガスティコンディションでした。マークが少し右に移動し、右の方がブローの下りてくる頻度、白波の数が多く右海面が有利と判断しました。特にスタート前に下までブローが下りて来ているなら、上からでて即タックして右に早く行けた艇が上位を取っていました。下りは左奥まで伸ばすのではなく、早めに返して右から降りてくるブローを長く使った人がかなり順位をあげていました。逗子の特に2回生が安定して走れている印象でした。

 1日目は14.2.1.10.3位と爆弾を2つ作ってしまったものの、翌日以降が得意風域の微中風になる予報だったので、焦らずいつも通りの冷静さを保てるように意識しました。 1日目の吹きレースの総評として、①レグが比較的短くオンショアであったため安定している有利海面の見極め、②吹きの艇速、③下りで右からのブローに合わせてジャイブすることが出来ている艇が前を安定して走れている印象でした。

 2日目 6.7R 西南西~西 2~4m 2レースともポートロング、スタートはやや上有利、その中で有利海面が周期的に変化することが特徴でした。

 6R一上、7R2上が左からブローが降りてきており、それ以外が右でした。上マークまで続くブローがどちらから入ってきているかを見極め、そのブローに早く行くリーパンの艇速が必要でした。関西が走っている人が多く、特に6R目ピンの隼輝(10-1)、7R目ピン慶馬(10-90)のリーパンの艇速が光っていました。

 8R 南 1~2m サイドの微風。堤防から入ってくるクロスオフの風はブローラインが入る為、それを視認してからレース海面に下りてくる時間を予測。全体的にポートロングかつ下有利、スタート前に開けている右(沖)からの風が弱そうで堤防にブローラインが入ったため下スタにしました。右が伸びる可能性も考慮し、左のブローでかえして艇団を抑えながら走りピンでした。 9.10R 南南西~南西 3~5m 前のレースより少しだけ風向が右に振れ、上マーク自体も右に移動。何度か堤防からの風も入ってきていたものの、右からの風が基本的に強く、右展開をする艇が奥でスタボが伸びていて速かったです。左を使うなら入ってすぐに返すのではなく、ブローの芯で返してマークまで寄せる右とは別のコース取りが必要でした。

 2日目は得意とする微中風で走れ、かなり順位をまとめられました。この時点でNTは確定しており、あと2本で4P差の春哉(46-2)を捲る必要がありました。メンタル的にはリコールには気をつけるものの、ピンを2本とることだけを考えていました。

 2日目全体の総評としては、①周期的に移り変わる有利海面の見極め、②他艇を意識しすぎず、①を理解して自分なりのコース取りをすること、 ③微中風レースが大きなウエイトをしめるスタートを確実にでること重要だった思います。

 3日目 11R目 北北西 0.5~2m スタート前は右しかブローかかっおらず、上有利、スタボロングだったので上に並ぶ人が多かったです。しかし、その前のノーレースになったレースではブロー抜けると左に振れた為、自分は上より真ん中からスタートして艇速で先行し、実際に左に振れて全員が右に返し、艇団の上を取りました。2上は左に振れたため、1下回航でタイトに周り内側をとれた人が捲っていました。

 12R目 南西 2~4m 2日目の9.10R目とほとんど同じ海面とコースの特徴でした。沖からの風が上マーク付近に入っており、時折堤防からのポートリフトが入ってくるためそれを使って右展開をした人が速かったです。この風向では、2日間を通してひろき(50-86)が主に右展開をし、上り下りともに安定した艇速で順位をまとめていた印象です。

 3日間の総評として、12レースの中で全風域が行われたため、海面力や安定した艇速、スタートや回航などの技術、メンタル・体力面などの総合力が問われたと思います。特に、いつもよりも人数が少ない中であまり他艇を意識しすぎず、いつも通りの自分らしいコース取りを出来るかが重要だったと思います。

 僕自身の感想としては、3日目は体力的にもキツかったですが、微風で走れ何とか優勝することが出来ました。目標だったNT、そして憧れのNTキャプテンになれて嬉しく思います。ただ、まだまだ劣っているところも多く、今大会でも主に中風域で多くの課題点が見つかりました。これらを改善し、今シーズンはNTとして全ての大会で前を走れるよう頑張りたいと思います。

 19-72 片山好人

Nセレのレースレポートを担当する関西学院大学10-5山下響です。よろしくお願いします。

 まず初めに、今大会を開催するにあたってご協力いただいたナッツの皆様、運営してくださったNTの皆様、ありがとうございました。

 1日目: 1R 西 5m/s〜7m/s 6位、2R 西 6m/s〜8m/s 2位、3R UFD 1レース目のスタート前は右にブロウが見えた。強いブロウが入ってくるのは右からの印象。右に寄せたいと考えていた。スタートは真ん中より上目から出たがノーズを出すことができず、タックした。右展開で、右奥のブロウに噛んだ後タックし、スタボアプローチした。このスタボは上ったり上らなかったり不安定だった。右と左に半々くらいの割合で分かれたが、スタボアプローチしているときは左艇団の方が先行していたように感じた。下りはエイト。  二上は少し風が上がってきた。回航直後、先行している艇を見るとポートが徐々にへダーしているように感じ即タック。なこも少し上で同じタイミングでタックしていた。ともかさんも左展開をしていた。左のブロウが入ってきて先に返したのが、なこ。その後、私が返して、もう少し奥まで行ってともかさんが返した。結局そのブロウは最初のポートは上ったがマークに近づくにつれてヘダーしたからなこのタイミングが1番よかった。私はそのヘダーに耐えてスタボのアプローチラインまで伸ばしたが、途中で差し直してポートアプローチしているかなちゃんがめっちゃまくっていた。下りはアンダー漕げる風があり、3番プレーニングできると思ったが技術が足りなくてめっちゃ上ってロスしてしまった。内側を一漕ぎで漕いでいった人が速かった。  まとめると、風が弱い時は左。強くなってきたら右という感じである。

 2レース目は右展開が圧倒的に強かった。しかし、左からも入ってくるので下りのプレーニングはワンジャイブで左海面を使ったらまくれた。

 3レース目はUFD。見通しの把握をしっかりしようと思った。みさきとジャイブ練した。

 2日目:4R 西 3m/s〜4m/s 1位、5R 3位、6R 南南西〜南 1m/s〜2m/s 4位、7R 3位、8R 3m/s 10位  1日目と同じ風向だったので、1日目を振り返りながら考えて乗った。右も左も奥まで行くとしっかり上ると考え、私は右奥に行った。結果、スタボアプローチ上って、真ん中で返した人たちの前を切ることができた。二上も右ワンタック。下りはエイトで1人まくることができた。

 5レース目はスタート前下有利だったため下からポースタした。ポースタは結構順調にみんなの前を切れた。ポースタして右奥突っ込みワンタック。しかし、順位は悪く 1上10位くらいだった。下から出て左奥に行ったあかりさんが速かった。2上は左の少し薄いブロウを求めて回航後即タック。左奥で先行していたのがりおさん。1日目の反省を踏まえ、中途半端なところでは返さず少しオーバーかなと思うぐらいのところで返すと徐々に上って来て右展開していた5人くらいをまくることができた。やはり、西風は奥まで行ったら上るということが分かった。

 6レース目は風向きが変わって南西になった。風も落ち、マスパンレース!下から出る人がたくさんいて、ポースタしたあすかがダンピン。私は下目からスタボでスタート切って左奥まで伸ばし、スタボがヘダーしたタイミングでタックした。少し左にふれたためいい順位で帰ってくることができた。

 3日目:9R 北 1m/s〜3m/s 3位、10R 南西 3m/s〜4m/s 13位、11R 3位、12R 3位  9レース目はマスパン、リーパンだった。スタート前は左からブローが入ってきていたので下からスタート。しかし、マスパンスタートうまく出れずすぐスタボに返してフレッシュ求めてみんなの上に出た。レース中少しずつ右に振れていったので、その時右にいた人たちが圧倒的に有利になった。左に伸ばしていた艇はしんどそうだった。2上は右展開しながら上る方上る方を使って何回もタックした。メンズの下りと一緒になるためブランケに入らないように注意して上った。不規則に風がふれていたから奥には突っ込まないように意識した。

 10レース目は南西に変わり、リーパンレース。浜名湖の風向で南西が一番苦手だと感じた。このレースは右と左もどちらも使えた。私は前を走っている艇がどっちも良いように見えたからどっちいくか迷って結局真ん中でタックしていた。この走り方が一番良くないのだと学んだ。

 今回のレースは総合2位に入るにはどの順位で帰ってきたらいいのかなど他の大会ではあまり意識しない走り方をした。しかし、一番大事なのは艇を見ることよりもしっかり海面を見てそれを当てることができるのかが重要だったと感じた。ズボッたレースはスタートからミスしてることが多く、その後のリカバリーもうまくできていなかった。今後の練習ではスタートミスした際のリカバリー、艇団の下についてしまった際の抜け出し方を意識しながら苦手をなくしていきたいと考える。    

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大会要項

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