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2024年度 JUBF National Team 選考会

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2024年度 JUBF National Team 選考会

開催ゲレンデ:静岡県浜松市西区舘山寺町舘山寺サンビーチ海岸沖
開催期間:2024年3月11日〜13日

参加人数(男子): 74

参加人数(女子): 20名

協力・協賛:Tahe Outdoors Japan

舘山寺温泉観光協会浜名

浜名湖チャペル民宿松一

ウィンドサーフィンプロショップNUTS

今年度のNational Team 選考会のレースレポートを書かせていただきます京都大学3回生12-99の藤田悠馬と申します。
まず初めに、寒い中大会を運営してくださったNTさんをはじめとする運営関係者の方々、Nutsの皆様ありがとうございました。

 

1日目 
<1R>西3〜5m/s スタボロングのレグで上からリフトのブローが降りてきていたので上スタートでロング消化しながら様子見ることにしました。また、予報では南西の風であったため左の片フレに注意して乗る必要がありました。上1から出て下から出た96-3に前を切られたため下でも戦えたと思います。その後は1レース目の緊張もあり、かなり対人を意識したコースを引いてしまったためロングのセオリーから外れたコースを引いてしまいました。結果1上は左艇団が伸びて1上15位程。2上は左一択の海面になっていました。即タックして左奥まで行った艇が速かったです。1上よりも右海面にブローが降りてこず白くなり始めたことも判断材料の一つになりました。下りで7、8人まくって4位フィニッシュ。
<2R> 西南西1〜3m/s アウター付近の海面チェックで堤防沿いのポートリフトが強く左展開を考えていた。右奥もブローはあったので下5ぐらいで出て早めにタックしてポースタ艇を見下ろしながらロングを消化した。やはり右奥でスタボがリフトしそのタイミングでスタボに返した46-26が上ピン。2上はポートが上り続け短いスタボアプローチ。艇速差で35-51に捲られ3位でフィニッシュ。
<3、4R>  南西3〜5m/s 去年のNセレの9,10,12Rと同じ風向でした。右奥の沖の安定したブローと堤防沿いのポートリフトのブローの二つのブローの使い方が走る鍵となりました。かなりスタボロングでマークが打たれたため上から出て沖からのブローを使いながらロングを消化することを考えました。スタボが吸われ始めるまでは変に走らせずリーパン、微風ハーネス、ストパンで上手く高さを稼げました。やはりポートのアプローチラインには堤防沿いのポートリフトがかかっていたため上手くリフトを使ってアプローチすることができました。4Rの2上だけポートリフトが弱まり右奥まで行き切った53-10に捲られました。下りは即ジャイが安牌でした。
<5R> 南西3~6m/s 3,4レース目よりも上マークが沖側に出されそこまでスタボロングではないなという印象でした。4Rの2上から左が伸びにくく感じたためそれまでとは考え方を変え右海面で戦うことも考慮に入れました。上1から出て下の艇に吸われる前にタックして即タック艇団を見下ろしてポートを使いました。ブローで返してスタボのハーネスストラップでかなりのゲインが取れました。一人だけポースタした19-1が上ピンでした。2上も右奥まで行き切った艇が速かったです。
1日目総評としては浜名湖の南西は左右に異なる風が入っているので真ん中を使うよりは外に出して展開するほうが速いと思いました。また、入賞争いにおいて対人を意識したくはなりますが焦らず自分が信じたコースを引くことが重要になると思います。

 

2日目 
<6R >南東3~6m/s  雨と初めての風向で戸惑いましたがいつも以上に海面チェックを入念に行いました。オフショアのためブローは見えやすいもののリフト、へダーがわかりにくくブローを取りに行くよりはロングとフレの基本的なセオリーから外れないように気をつけました。スタートでは上の方はリフトブローが掛かっていたので上3ぐらいからでてブローで振れタックをするようなコースを引きました。右海面を使った35-51上ピン。下スタで左海面からきた87-11が上2位でした。どちらの海面でもブローを上手く使えば戦えるという印象でしたが上マーク付近ではポートが伸びやすかったように感じました。1下で二人を捲って1下ピン。2上もブローで振れタックしながらポートアプローチ。左海面を使った53-6がいいコースを引けており、左に振れ変わり始めていることに気づけた艇が速かったように思います。
<7R>北東 2〜5m/s さらに雨が強まりハードなコンディションで行われました。またまた初めての風向でした。海面チェックの感じでは左のポートが安定して上るが浜の近くではリフトが途切れ始め右の風が少し入ってくる印象でした。岩場が邪魔して左の風が入りづらいのかもしれません。下スタートも考えましたがリスクもあったのですぐに寄せられる真ん中上目から出ました。ストパンでいいスタートが切れてスタボロングを消化して左艇団を直受けしてポートに返しました。上1から出た12-5の前だけ切れず右海面に渡りました。やはりポートがへこり始めスタボでアプローチすることにしました。この時から右に片振れして下りはほぼアビームでした。2上は片振れしたと思って艇団を抑えながらスタボを乗っていましたが想定外にも振れ戻ってしまい左艇団が伸び始めてきたので急いでストパンで左海面に渡りました。なんとか両艇団抑え切れて2上フィニッシュ1位でした。
2日目の総評としては、大雨のバッドコンディション&セオリーがない初めての風向で自信を持ってコースが引けない難しい海面だと感じました。このような状況では海面チェックが非常に重要になってきます。誰よりも多くの海面の情報を拾い考えることで優位にレースが展開できます。また目に見えるブローに気を取られてロングやリフトを疎かにしてしまいがちなのでセーリングのセオリーから外れないことも重要だと思います。

 

3日目
<8R> 西7〜11m/s  今大会最も吹いたレースで、11人でゲートクローズというサバイバルレースでした。上マーク付近のブローがかなり強く上位陣は上プレでした。僕は2上の最後までフルダガーで頑張っていましたが最後の1/4はダガーをしまいました。総じて1上は左奥まで行った艇が前を走っていました。2上は耐えられた人が速かったです。
<9R> 西5〜10m/s 午後になり一段階風が上がりサバイバルレースかと思われました。スタート直後は一番上プレでしたが急に風が落ち左海面は滑走すら入らないぐらいまで落ちました。大きなブローで右海面に早めに渡れていた人が速かったです。オーバーレースだと思い込んで脳死で左海面に突っ込んだことが反省点です。2上は右奥まで行ったらスタボが上りかなりの艇が捲れました。下りは総じて早めにポートに返して下った艇が速かったです。

 

3日間の総評として、バック トゥ バックやAP、雨の寒さなどハードなコンディションの中で集中力を切らさないことが重要になりました。また9レース1カットという厳しい制約の中で序盤にカットレースを作らないということも重要でした。ズボらないためには①スタートを決めること、②ロングのセオリーを守る、③下りで捲ることが重要だと思います。
 

僕自身の感想としては、団体戦から調子のいいスタートで楽にレースを展開し全体を通してリザルトをまとめることができました。苦手としていた微中風〜中風で走れて自信に繋がりました。ただ強風域ではまだ上位陣に劣っているのでこの1年間で克服したいと思っています。NTとして名に恥じぬよう学連のレベル向上と京大の団体優勝に貢献したいと思っています。1年間よろしくお願いします。

大会要項

リザルト

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