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2022 九州学生ボードセーリング選手権

2022 九州学生ボードセーリング選手権

開催期間:2022年11月5日〜6日
開催ゲレンデ:福間海岸
協賛:Tahe Outdoors Japan

2022年度九州学生ボードセーリング選手権 レースレポート 2022/11/8

鹿屋体育大学ウインドサーフィン部 72-41 岡知里

11/5(1日目)オンショア,風速2~4m/s,フレフレ,ガスティ

 午前中の2レースはかなりポートロングだった印象です.スタート直前で少し振れはしましたが,下スタでスタボのまま少し伸ばして奥にあるブローをつかんで漕ぎまくった人が先頭を走っていたように見えました.自分は下スタした後少し振れたタイミングですぐにタックして伸ばしてしまったため,ブローをつかむどころか風がなくなりマスパンを漕がないといけなくなり,スタボで我慢した人に負けました.また,九州勢もリーパンは頑張って漕ぎますが,ガスティで風がなくなった時の艇速の出し方が甘いようにも見えました.そこでしっかりマスパンで艇速を保ちつつ角度を出すことができた人は上位に残っていました.その部分は自分の課題でもあり,上位に残れなかった一因だと感じました.「メンズほどの角度が出せなくとも艇速は何とか出し続けられるようにしようよ,そしたら角度出せるのだから.」と思った次第です.また,ポートロングすぎて,大きく振れたり,どでかいブローが入るなどのことがない限り大逆転はできなかったので,地道に漕いでいくしか捲ることはできませんでした.ただ,少しずぼった時に近くの人を捲るのは簡単でした.というのも,九州の課題でもあると個人的に思うのですが,上位層以下の人はブローが入る前や入った直後に漕ぐことがなく,ハーネスをかけています.そこで自分が漕げば簡単に差をつけることができました.

 午後の2レースは午前中よりポートロングではありませんでしたし,少しガスティなだけで,振れにしっかり気づいていけば上位に残れた印象です.下りに関しては,ブローが入るのに気付かずセイルを落としてしまう選手や,ブランケに入っているのにそこで漕ぎ続ける選手が勿体ないと思いました.また,ルールの再確認が必要だと強く感じました.

11/6(2日目)オフショア,風速3~5m/s,フレフレ

 1日目よりもコース引きや艇関係などを考える必要があるレースでした.また,どんどんスタボロングにシフトしていくような振れに感じました.

 2日目全体として左海面を使用してコースを考えていました.というのも,スタボでリフトを走ることができる回数が圧倒的に多かったことと,海面の真ん中あたりに山からの吹きおろしのブローがきていたからです.ただ,周期に関係なく右に振れるタイミングの時にポートで右海面に行っていてオーバーアプローチになってしまって下にいた艇に捲られることがあり,納得のいくレースを展開できなかったのが心残りです.また,ストパンが下りすぎて,重リーパンで角度をとっていた艇に負けたことや前の艇に抑えられてブランケを走り続けたことで,自分の判断力,選択肢の少なさがこれからの課題だと学びました.

全体のレースの反省として,ずぼったときの打開策,気持ちの切り替えかうまくいかなかったと感じています.はまったレース,ずぼったがかすり傷で済んだレース,ずぼって収集がつかなくなったレースがそれぞれありました.かすり傷で済んだレースは運が良かっただけで,自分は何がどうよかったのかわかっていません.また今回,総合12位,レディース1位という結果はありますが,目標は総合シングルだったので納得はしていませんし,ただ走っているだけの脳筋だったと感じています.これからはかすり傷で済ませて,安定して前を走れるように判断力の向上に努めたいと思います.

今回100艇を超える大会を運営してくださった皆様,協賛してくださった皆様,ありがとうございました.



こんにちは。先日福間海岸で行われた冬九のレースレポートを書かせていただきます。

まず初めに、レース運営に携わってくれたみなさん、一緒に戦ってくれた選手のみなさん、この場を借りて御礼申し上げます。また、協賛して頂いたタヘアウトドアーズジャパン様、本当にありがとうございました。

1〜4Rは76-7(宮崎大学)大瀬快ヘルマン、5〜7Rは91-11(福岡大学)梶山勇人が担当させていただきます。

1R 2.5-3.5m北

2日間の最初のレース。皆それぞれ色んな気持ちを抱きながら出艇した。D旗が上がり海面に出てから、北西からの海風が強めだなぁと感じていた。右から大きいブローは降りて来ない印象だった。スタート直前も下からブローが入っていたため、スタボでアウターから出るかポートで下1で切るか迷いつつポースタ選択。スタボ勢がアウターぎりぎりまで押し寄せてきたため、前を切れなかった。なんとか間を縫ってスタート。この時点で前に5、6人いたイメージ。ここからブローが切れたタイミングで左に少し入れ直して、そこからはある程度のヘダーは我慢してポートでマスパンでひたすら上らせた。レグの半分より上側はかなり風が振れていたため振れタックを繰り返す艇が多かった。左右に散った艇の間を抜いて1上2位回航。1下で1人抜いて、そこからは気持ちよく走ってゴール。下りはポートが波に乗せやすかったため、回航後は割と早めにジャイブしてポートで下った。レース前に考えていた通り、レグの下側は左からのブロー。上側はかなり振れるが、基本的には左海面有利と思われた。

2R 2.5-3.5m北

1Rよりも左からのブローが顕著だったため、左を使う選択肢しか無かった。またポートで切ろうと下待機したが、もちろんそうやすやすと切らせてもらえるわけもなく、なんとか間を縫ってスタート。そこからはひたすらポートで上らせた。上ブイに近づくほどポートリフトが切れがちなことを分かっていたため、多少のヘダーは我慢してポートで走った。そのままほぼアプローチラインまで伸ばして、ポートリフトが切れた時点でタック。1上トップで回航して、下りはスタボ少し消化してから波に乗せながらポートメインで下った。そのまま1位でゴール。

3R 3-4.5m北

午後の1本目。上ブイがかなり左に打ち変えられていた。左からのブローも午前中ほど強く無かった印象だったため、上スタート選択。上1から出たものの左海面に行くほどスタボがヘダーした。少しヘダーを耐えてブローの中心に入ったところで返して、ポートである程度走ってからは振れに合わせてタックして上アプローチ。1下までかなり2位との差があったため、2上は2位を抑える動きをした。しかし抑えることを意識し過ぎて、ヘダーを何度も走る羽目になってしまった。少し間を詰められたが、できる限りハーネスをかけて筋力を温存し無事1位でゴール。

4R 3.5-4.5m北

初日ラストレース。 3Rと風、展開共にほぼ同じ。違ったのは2-4位が団子状態で後ろにいたこと。 3Rの失敗から学ばず、 3人全員を抑えようとしてしまった。案の定その内の1人に前を切られてしまい、タイトカバーされる。別コースに行きたくても常にマークされブランケに入れられたため何もできず、残りの2人にも先行された。2上4位回航。下りで少しずつ間を詰めて、下回航後のアビームで下から上り殺してプロテスト。申し訳なかったけど団体戦もかかっていたため、する他なかった。 3位でゴール。悔しさの残る初日ラストレースとなった。

5R 3m 310°

2日目第1レース。朝イチは風が安定せず、陸上待機してからD旗掲揚。

初日と同様、風のフレがあったものの、スタートライン付近のスタボのブローが強かったため、上からスタート。全体的に右からの風が強かったため右海面を使う。しかし、左奥まで突っ込んだ艇も左からのブローを使って速かった。1上は10位前後。下りはポート1本で、ブローでどれだけ漕げるかの戦いだった。2上では左からのブローも少なく、右海面を使った選手が前を走っていた。2上では右海面使って数人捲って4位。

6R 4m 320°

5レース目と同じコース、同じ風。ブローでストパンぎり入るくらいに少し風が上がった模様。スタートライン付近はたまにポートのブローが入っており、どっちか決めきれず真ん中あたりからスタート。上からスタートした91-2井上航太が1人リーパンで上らせて右海面を使う。スタートで失敗したため、5レース目1上のようなブローを掴みに行くため左奥に突っ込むも右海面が正解だった。下りはやはりブローでアンダー勝負になっていた。二上もフレタックしながら右海面使った艇が前を走っていた。5位でフィニッシュ。このレースではフィニッシュラインが上りの角度になっており、最後に上らせずにゴールしたと勘違いしてDNFになった選手が数名いた。

7R 5m 340°

お昼休憩を挟んで、時間的にラストレース。8レース2カットであり、初日に2つも爆弾を抱えていたので8レース出来なくて残念だった。2~7位が固まっており、また76-7大瀬快ヘルマンのピンを1つでも阻止すべく最後の力を振り絞ろうを心に決めた。上1からスタート。下側に76-7ヘルマンがいた。ヘルマンにスタートで潰されないよつにストパン漕いでいると、ヘルマンは角度落としてスピード重視だった(本人曰くダガー直ってただけらしい)。ヘルマンの無限の筋力に負け、上5位回航。スタートで潰されて即タックで右奥まで行った91-2井上は上2位だった。下で数人捲って2上。ヘルマンは左を使っていたため、右海面を使う。スタボのブローが続いてやっとこさヘルマンを捲る。タックで被せてヘルマンからの勝ちを確信。下側からリーパンで上らせてきた72-10下澤翔とトップ争いをしていると、突然後ろから迫り来る影。抑えたはずのヘルマンが鬼のストパンで上ってきて逆に上からかぶされる展開に。驚きの余りただ呆然としていた。その後は72-10下澤を抑えて2位。

総合順位は、1位76-7大瀬快ヘルマン、2位72-55太田淳也、3位6-3飯田太陽、4位91-11梶山勇人、5位72-10下澤翔、6位91-12阿部知也

レディースは、1位72-41岡知里、2位91-8船橋莉里子、3位91-85安田琴音 となりました。

ヘルマンはダンピンでしたが、2~7位は各々ミス等あったとはいえ接戦でした。来たるインカレ個人戦に出場される選手のみなさんは、ぜひ前走って貰いたいです!

また、今回はビーチスタートでしたがビギナークラスもあり、みなさん頑張っていました!1年生のこれからの活躍に期待しています。

長くなってしまいましたが、これでレースレポートとさせていただきます。ありがとうございました。

全日本選手権IMG_6454.JPG

リザルト エキスパ

リザルト ビギナー(メンズ)

リザルト ビギナー(レディース)

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